プロジェクションマッピングを見る市民ら=出雲市今市町
プロジェクションマッピングを見る市民ら=出雲市今市町

 システム開発のケー・エス・イー(東京都)の島根開発センター社屋(出雲市今市町)でプロジェクションマッピングが始まった。船をイメージした5階建て社屋ビルの壁面に映像を映し、中心市街地の盛り上げに一役買う。

 高さ約20メートル、幅約35メートルのビルの壁面を利用する。壁面全体に荒波を表現し、クルーズ船に乗って世界の海を航海するようなイメージの動画が映し出される。毎日、午後7時から同10時まで1時間おきに上映し、映像は季節などによって変えていくという。

 ビルはJR出雲市駅から約300メートル北の通り沿いにあり、近くには飲食店が並ぶ。飲食店の利用客や観光客の通りも多い。

 お披露目のセレモニーには、多くの市民が訪れた。景山守会長兼社長は「地元の人や観光客に楽しんでもらい、地域に貢献できたらうれしい」とあいさつした。今市小学校5年生の宇佐見望さん(10)は「とてもきれいだった。また見に行きたい」と話した。

 (佐野卓矢)