島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が26日、346人、393人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。25日確認分。感染者のうち島根で1人、鳥取で3人が死亡し、累計死者数は島根262人、鳥取234人となった。新たなクラスター(感染者集団)が島根で3件、鳥取で4件発生した。

【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県分で、診断した医療機関の所在地別内訳は、出雲市117人、松江市64人、浜田市34人、雲南市22人、大田市20人、吉賀町19人、安来市13人、益田市9人、邑南町7人、江津市4人、海士町、隠岐の島町各3人、奥出雲町1人。ほかに医療機関で診察を受けずに自主検査のみの「しまね陽性者登録センター」登録30人。

 クラスターは雲南保健所管内の学校9人、出雲市内の障害者福祉施設8人、松江市内の高齢者福祉施設5人。県内のクラスターは累計1047件となった。

 関係者の感染が確認されたため出雲市立幼稚園1園の一部クラスが27日から当面閉鎖。雲南市立小学校1校の1学年が27日から29日まで学年閉鎖となる。

 鳥取県分で、保健所管内別の内訳は鳥取市168人、米子153人、倉吉72人。死亡した3人はいずれも年代非公表。クラスターは鳥取市の小学校23人、幼稚園20人、高齢者福祉施設8人、倉吉市の高齢者福祉施設8人で、県内の累計は832件となった。

 累計感染者数は島根15万8094人、鳥取13万3214人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計460床)が46・1%、鳥取(確保病床351床)は37・9%。宿泊療養は島根8人、鳥取13人。重症者は両県ともいない。
 (清山遼太、岸本久瑠人)