「ぐるっと松江レイクライン」に導入された新車=松江市朝日町、JR松江駅
「ぐるっと松江レイクライン」に導入された新車=松江市朝日町、JR松江駅

 松江市内の観光地を巡る定期路線バス「ぐるっと松江レイクライン」に10日、新車1台が導入された。外装は地域に根付く茶の湯文化に着想を得た緑色が基調で、車内に四季折々の風景写真をあしらった。

 新車(定員57人)はバリアフリーに対応した低床バスで、外装は市章のモチーフとなった松もイメージした。風景写真は夏の松江水郷祭湖上花火大会、冬の松江城周辺を巡る堀川遊覧船「こたつ船」など25枚を掲出した。

 運行する市交通局は昨年12月、バリアフリーに未対応だった2台を廃車し、市が2087万円をかけて新車を導入した。2001年以来22年ぶりの新車で、総台数は5台となった。

 レイクラインは1995年に運行開始。市中心部の循環ルートで新型コロナウイルス禍前の2019年は17万7859人、22年は9万4428人が乗車した。
      (清山遼太)