「第13回しまね自死遺族フォーラム」が4日、安来市内であった。奈良女子大の清水新二名誉教授が講演し、遺族は家族の死を自然に悲しんで気持ちを整理し、心の健康を取り戻すという回復プロセスが取りにくい事情を説いた。
[詳報]「今でも後悔、自責の念が消えない」 自死遺族フォーラムで遺族5人が語った体験
「遺(のこ)されたものたちの愛(かな)しみと社会的支援」などをテーマに講演。病気などで亡くなった場合と違い「悪いこと、失敗の人生」とみなされる風潮があり、遺族が周囲に気持ちを語ってしっかりと悲しむプロセスを踏めないと指摘した。...