日銀は黒田東彦総裁が率いる現体制下で最後の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を据え置いた。2%の物価安定目標は10年を経ても未達のままで、市場からの信認回復という課題とともに、植田和男次期総裁は重たいバトンを受け継ぐ。

▼サプライズなく

 「一貫して2%目標の実...