人々をつなぐソーシャルメディア。心を結ぶ一方で、どす黒いヘイト(憎悪)を拡散する。民主社会の根っこを腐らせる「新たな脅威」はどのように出現したのか。前回に続き、過激思想を監視するユダヤ系人権組織「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の副所長で、米政府諮問機関幹部も務めるエーブラハム・クーパー師に聞く。
―長年にわたり、デジタル空間の過激思想を監視してきた。
「1970年代後半に『サイモン・ウィーゼンタール・センター』創設に関わった。ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を生き延びた故ウィーゼンタール氏の名前を冠した組織だ...












