島根県庁（左）と鳥取県庁
島根県と鳥取県が１３日、２４人、３０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１２日確認分。新規感染者確認が１日当たり３０人以下となるのは島根が昨年６月１５日以来、鳥取が同１６日以来で、それぞれ約９カ月ぶり。ただ、鳥取ではクラスター（感染者集団）が新たに２件発生した。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で、診断した医療機関の所在地別内訳は出雲市１１人、大田市、雲南市各２人、松江市、隠岐の島町各１人。ほかの７人は医療機関を受診せず自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した。
出雲市立小学校２校が関係者の感染確認を受け、当面、一部学級閉鎖とした。
鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市１０人、米子１３人、倉吉７人。クラスターは米子市の医療機関１３人、社会福祉施設７人で、県内で累計８９０件となった。
両県の新規感染者の１１日確認分は島根５３人、鳥取６５人。島根で診断した医療機関の所在地別内訳は出雲市１９人、松江市１５人、雲南市８人、浜田市３人、大田市、隠岐の島町各１人で、ほかに６人がしまね陽性者登録センターに登録。鳥取の保健所管内別の内訳は鳥取市３０人、米子３０人、倉吉５人だった。
１１、１２日確認分を含む累計感染者数は島根１６万７１５６人、鳥取１４万７８１人。病床使用率は島根（即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計２５９床）が１１・２％、鳥取（確保病床３５１床）は６・８％。宿泊療養は島根１人、鳥取５人。重症者は島根１人で、鳥取はいない。
（青山和佳乃、藤井俊行、古瀬弘治）
