ノリのいい演奏を披露する「BLACK BOTTOM BRASS BAND」のメンバー=益田市内田町、萩・石見空港貨物ビル
ノリのいい演奏を披露する「BLACK BOTTOM BRASS BAND」のメンバー=益田市内田町、萩・石見空港貨物ビル

 東京を拠点に活動するニューオーリンズブラスバンド「BLACK BOTTOM BRASS BAND(ブラック・ボトム・ブラス・バンド)」の公演がこのほど、益田市内田町の萩・石見空港貨物ビルであり、観客63人がにぎやかな演奏を楽しんだ。

 トランペット、トロンボーン、テナーサックス、スーザフォン、スネアドラム、ベースドラムの6人編成。「ストロベリー・ダンス・アワー」や「聖者の行進」など、アンコールを含め16曲を奏でた。

 観客のうち13人はトランペットや鍵盤ハーモニカなどを持参し、バンドと「聖者の行進」で共演。観客は日頃立ち入れない空港施設で、体を揺らしたり手拍子したりして音楽に浸った。

 山口市から家族3人で訪れた小学3年生、渡部雄吾君(9)は「歌はリズムに乗っていてすごく楽しかった。空港の貨物ビルでのライブは珍しい」と喜んでいた。公演は「グラントワまちなか劇場」と銘打って県といわみ芸術劇場が開いた。 (中山竜一)