1月末に青森県で開かれた国民体育大会冬季大会フィギュアスケート競技で、鳥取県勢として20年ぶりの入賞となる7位を獲得した永見千代乃(ちよの)選手(20)=ノートルダム清心女子大2年=が24日、出身地、米子市の伊木隆司市長に結果を報告した。(井上誉文)
永見選手は8歳の頃に競技を始め、米子北斗中学校、高校卒業まで宍道湖公園「湖遊館」(出雲市)に週6日のペースで通い、技術を磨いた。アクセルジャンプやビールマンスピンが得意で、現在は岡山市内で練習に打ち込んでいる。
5度目の挑戦となった国体は個人14位の好成績を収め、同じく県代表の小嶋孝夏選手(19)=鳥取市出身、法政大=も15位を獲得。二人の順位合計で競う都道府県別で7位に入り、国体史上初のスケートリンクがない都道府県チームの入賞という快挙を成し遂げた。
伊木市長からねぎらいの言葉をかけられた永見さんは「来シーズンは全日本選手権の出場と再び国体入賞を目指す」と伝え、さらなる飛躍を誓った。