島根県内に暮らす人の声や地域特有の課題を県政に届け、解決に導く役割を持つ県議会議員の選挙が31日に告示される。今回から定数が1人減の36人。人口減少の中、定数は徐々に減り、多様化・複雑化する課題へ目を届かせることが困難になりつつある。
市町村議会の状況はより深刻だ。「平成の大合併」で旧59市町村は19市町村に集約。旧市町村単位でみると議員が一人もいない地域も出ている。
疲弊した地域への対策は待ったなしだ。「地域の代表」をいかに確保するか。特集「データと山陰」で、地方議員の現状に迫った。 (白築昂)