安全祈願祭でくわ入れする松尾倫男社長=出雲市今市町北本町4丁目
安全祈願祭でくわ入れする松尾倫男社長=出雲市今市町北本町4丁目
安全祈願祭でくわ入れする松尾倫男社長=出雲市今市町北本町4丁目

 山陰中央新報社が出雲市の中心市街地で進める開発事業「出雲プロジェクト」の安全祈願祭が6日、同市今市町北本町4丁目で開かれた。地方都市の中心市街地のにぎわい創出を通じて若年層の定住促進を目指す。

 プロジェクトの開発エリアは国道184号沿いの旧出雲体育館隣接地、5265平方メートル。第1期でスターバックス店舗、第2期で複数の商業テナントを誘致し、行政、地元経済界と連携して魅力あるまちづくりを進める。

 第1期のスターバックスはドライブスルー併設型で、店内のほかテラスにも席を設ける。9月末の完成を予定している。

 第2期で計画する商業ビルは周辺環境にマッチした建築デザインを採用し、若い女性層やファミリー層がゆったりくつろげる空間を創出。新聞社の情報発信機能を生かし、地方暮らしの最先端が感じ取れる場所にする。

 現地であった安全祈願祭には、飯塚俊之市長ら関係者約30人が出席。山陰中央新報社の松尾倫男社長は「楽しんでもらえる場をつくり、最終的に人口減少を食い止め、活気をここから取り戻す。ずっとこの地が栄えるように努力していく」と話した。

 (松本直也)