見頃を迎えた御衣黄が咲く桜並木を歩く花見客=雲南市三刀屋町三刀屋
見頃を迎えた御衣黄が咲く桜並木を歩く花見客=雲南市三刀屋町三刀屋

 【雲南】雲南市三刀屋町、三刀屋川沿いの遅咲きの桜「御衣黄(ぎょいこう)」が10日、満開になった。薄い緑色の花がかれんに咲き、訪れた人を楽しませている。

 御衣黄は八重桜の一種。淡い緑色にピンク色の筋が入った花びらが特徴で、一花に10~15枚の花びらが重なって咲く。雲南市観光協会によると、今年は昨年より5日早い5日に開花した。今週末までが見頃。

 多くの花見客が訪れ、春風に揺れる桜をスマートフォンなどで撮影していた。広島県福山市から訪れた会社員山本ひろみさん(56)は「満開の時に来ることができてよかった。緑の中のピンクがとてもかわいらしい」と笑顔だった。

 御衣黄は国道54号沿いの三刀屋川河川敷と、三刀屋町古城の三刀屋城址公園に計約120本が植えられている。

 (山本泰平)