【松江】松江市下佐陀町の農業、松尾知樹さん(84)が育てるシバザクラが昨年より10日早く満開になり、近隣住民が訪れて楽しんでいる。
松尾さんは景観と環境保全のため、2020年春から毎年、シバザクラを自宅近くにある町内共有の排水路ののり面に植え、育てている。昨年秋で350株を植えた。苗が成長し、のり面の両側には約100メートルにわたり、鮮やかなピンクの花の帯が続いている。
花を見に来た住民は、松尾さんが作った小さな橋の上から観賞した。趣味仲間の友人4人で訪れた松本静江さん(82)=松江市西生馬町=は「一色で統一されていてきれいだった」と笑顔で話した。
松尾さんは「見頃は10日くらい続くので多くの人に見てもらいたい」と、呼びかけた。
(井上雅子)