米子水鳥公園(米子市彦名新田)で18日、カルガモのひなが今年初めて確認された。記録がある2000年以降では、20年と並んで最も早い。母親の後をひな8羽が追い、親子で愛らしい姿を見せている。
午前8時35分ごろ、公園の桐原佳介統括指導員(49)が、園内の池で親子を見つけた。今年は春先の気温が高く、巣となる草の茂みの生育が順調だったため、早くから産卵したとみられる。
カルガモは日本を中心に極東の水辺で繁殖し、ひなは生後100日ほどで親鳥と同じ大きさに成長する。公園では毎年5月下旬から8月にかけ、多い時は10組以上の親子を観察でき、桐原統括指導員は「これからさらに増える見込みなので、子育ての様子を見て楽しんでほしい」と話す。 (佐貫公哉)