島根県の丸山達也知事
島根県の丸山達也知事

 マイナンバーカードで他人の情報を誤登録するなどトラブルが相次いでいる問題を巡り、島根県の丸山達也知事が25日の定例記者会見で「国民の健康、生命、財産に関わるのが行政の仕事。ざるにもほどがある」と、制度の不備に苦言を呈した。

 健康保険証と一体化したマイナ保険証に個人情報が誤登録された事例が多数発生していることについて「過去の投薬の情報が誤解されれば、命に関わる問題が起こりえる。状況を深刻に受け止めて対応すべきだ」と指摘。所管するデジタル庁を名指しし「欠陥システムで国民に登録させたのは失態だ」と強調した。 (高見維吹)