大相撲の君ケ浜親方(八角部屋、元関脇隠岐の海)が29日、松江市殿町の山陰中央新報社を訪れ、9月30日に両国国技館(東京都)で開かれる引退相撲をPRした。チャーター便を使って故郷の島根県隠岐の島町の住民を招き、隠岐古典相撲を行う予定を明らかにし「相撲で育った自分なので、相撲で恩返しをしたい」と力を込めた。 (景山達登)

 

 君ケ浜親方は引退相撲で400人の来場を目指して31日まで島根県に滞在し、松江市役所や県庁などを回る。入場するにはチケットが必要で29日現在で、マス席Sは完売したが、マス席A(1マス4人、5万2千円)などには空きがある。現段階で地元関係者や親族・友人ら約300人が来場するめどが立っているという。

 引退相撲では、親方による取組や断髪式が予定されており「隠岐の海として最後の一番を...