未成年の性被害が島根県でも続いている。島根県内では、交流サイト(SNS)を介して犯罪行為に及ぶほか、自身の娘や教え子に手を出すなど「立場」を悪用したケースが目立つ。被害を受けている人の中には誰にも相談できず泣き寝入りする例もあるとし、関係団体は「身近なところでも子どもの性被害はある」と警鐘を鳴らす。

 松江地裁には7日までの1カ月間、18歳以下の子どもに強制性交などの性暴力を加えたとして4人の被告が法廷に立った。無理やり行為に及んだ、同意があったなど供述や背景は異なるが、親や指導者といった子どもを健全に育成する立場を利用して危害を加えたケースが見られた。

 島根県警捜査1課によると、...