将棋の第34期女流王位戦5番勝負第4局が7日、徳島市内で指され、出雲市出身の里見香奈女流王位(31)=女流五冠=が、挑戦者の伊藤沙恵女流四段(29)を121手で破り、対戦成績3勝1敗で防衛に成功した。

里見「充実感あった」 中盤集中、一手一手入念に

 対局は先手の里見女流王位が中飛車、後手の伊藤女流四段も飛車を振って始まり、里見女流王位が飛車を戻して向かい飛車の戦型となった。

 里見女流王位が積極的な仕掛けで、駒損を...