島根県が27日、6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は雲南市5人と益田市1人。雲南市の感染者のうち4人はクラスター(感染者集団)が発生した市役所本庁舎(雲南市木次町里方)で勤務する市職員。市は当面、本庁舎全館を閉庁する。
雲南市によると、感染した市職員4人は、23日にクラスター認定された市本庁舎2階フロアで勤務していた。市は最初の感染確認を受けて24、25日に本庁舎全館を閉庁。本庁舎2階を除いて26日に業務を再開した。2階フロアの業務再開に向け再度、同フロアの職員71人を再検査していた。
本庁は閉庁するが、高齢者向けのコロナワクチンの接種は予定通り行う。
県によると、新規感染者6人はいずれも年代、性別は非公表。これまでに感染が確認された人との接触者で、県外移動歴はない。無症状の雲南市の1人のほかは軽症。
県内の累計感染者数は526人になった。
(多賀芳文)