1990年代後半から2000年代にかけて、官房長官、参院自民党議員会長として、常に政局の中心にあった。一時、取材記者として接した印象は「政治力学を見極める天才」だった。

 真骨頂と言えるのは00年代前半、当時の小泉純一郎首...