真剣な表情でサツマイモの苗を植える児童=島根県邑南町井原、雲井の里ふれあい農場
真剣な表情でサツマイモの苗を植える児童=島根県邑南町井原、雲井の里ふれあい農場

 【益田】島根県邑南町中野、町立石見東小学校の児童が13日、同町井原の雲井の里ふれあい農場でサツマイモの苗植えを体験した。2年生10人が住民の助言を受け丁寧に苗を植え、秋の収穫を心待ちにした。

 広さ70平方メートルの農場は隣接する産直市「雲井の里」が管理している。苗植え体験を通し、児童と住民が触れ合い、古里に愛着を持ってもらおうと、企画した。

 児童は産直市の関係者から「苗が太陽の方を向くように、3~5センチの深さで植えて」と指導を受け、真剣な表情で苗植えに挑戦。「大きくなあれ」と声をかけながら、100本の苗を次々に植えた。

 イモは10月、児童に収穫してもらう。上田伊織君(8)は「苗を同じ方向に植えるのが難しかった。収穫したら焼き芋にして食べたい」と笑顔だった。

      (吉野仁士)