【浜田】浜田市旭町市木地区の市木川で、ホタルが見頃を迎えた。川のせせらぎが聞こえる中、闇に浮かぶ光跡が幻想的な風景をつくり見る人を癒やしている。6月いっぱいまで楽しめるという。
市木地区では地元有志が市木川沿いに観賞スポットの目印看板を置き、毎年、ホタルの幼虫を放流し、観賞するための環境づくりに力を入れている。
市木まちづくりセンターの尾崎光政センター長(74)によると、ホタルは6月初旬から見られ、今週が見頃のピークだという。12日午後8時過ぎから、ホタルがゆったりと川の茂みから姿を見せて点滅を始め、同40分ごろには一斉に乱舞した。数多くの光線が交わる神秘的な光景に住民は「今年で一番、飛んでいるよ」と話していた。
17日午後3時半から市木ふれあい広場(旧市木小学校)で「ほーほーほたるこい祭り」がある。ホタル観賞のほか、旭中学校吹奏楽部や美郷町の神楽団体による公演が楽しめる。問い合わせは市木まちづくりセンター、電話0855(47)0077。
(宮廻裕樹)