鳥取市は28日、新型コロナウイルスのワクチン接種でキャンセルが出た場合の対応について、余ったワクチンの廃棄を防ぐための指針を策定した。集団、個別接種それぞれで優先的に接種する対象を示した。

 余ったワクチンに関し、国が接種対象者を幅広く検討し、廃棄を防ぐよう自治体に求めたのを受けた措置。市内の医療機関からも接種のルール化を求める声が寄せられていた。

 指針によると、集団接種で急な予約のキャンセルが出た場合、(1)キャンセル分ワクチン接種協力バンクの登録者(2)医療従事者等(3)接種会場の業務従事者|の順で接種する。

 医療機関での個別接種の場合は、(1)医療従事者等か65歳以上の人(2)基礎疾患のある人か高齢者施設等の従事者、60歳以上64歳以下の人(3)16歳以上59歳以下の人|の順とした。

 集団、個別接種のいずれも同市に住民票がある人に限る。指針は医療機関にも通知する。

 同市保健医療課の浜田寿之課長補佐は「指針を定めることで、貴重なワクチンの有効活用につなげたい」と述べた。 (福間崇広)