◇まほろば句会(美郷町)

余すところなく藷挿せし戦時下は 服部 康人

大木の盛り上がりたる栗の花 三島 澄江

青葉より雨滴しばらく続きけり 玉岡 弘子

初鮎や炭火の上の黄金色 中原美都子

先導の蟻の姿をまだ知らず 大久保朝子

夫語る母の思い出蛍狩 西島 誠子

たびたびの出水避難路確かめし 高橋 浩子

 ◇清...