竹口大紀大山町長(左)にドリップコーヒーを手渡す澤井聡取締役=鳥取県大山町御来屋、町役場
竹口大紀大山町長(左)にドリップコーヒーを手渡す澤井聡取締役=鳥取県大山町御来屋、町役場

 コーヒー製造、販売の澤井珈琲(境港市竹内団地)が18日、鳥取県大山町にカラス天狗をパッケージに描いたドリップバッグコーヒー3千個を寄付した。コクと苦みを際立たせたオリジナルのブレンドで町の多様な魅力を表現。PRに活用してもらう。

 同社は町と、ふるさと納税に関する協定を2023年2月に締結。返礼品の配送業務やウェブサイトへの情報掲載などを通じて関係を深めている。

 今回、町の魅力をより多くの人に伝えるため、手軽に楽しめるドリップコーヒーの寄付を決めた。大山で盛んだった修験道で祭られる不動明王の使いとされ、日本八天狗にも数えられるカラス天狗をパッケージに採用した。

 同町御来屋の町役場であった贈呈式で、澤井珈琲の澤井聡取締役(44)は「飲むたびに町を思い出してもらいたい」と話した。 (中村和磨)