【雲南】雲南市の大東、加茂、木次の3図書館で、奥出雲多根自然博物館(島根県奥出雲町佐白)が所有する貝の展示会が開かれている。「古代」や「世界」をテーマにさまざまな貝を並べ、子どもたちが興味深そうに鑑賞している。27日まで。入場無料。
3図書館と博物館が生物に対する関心を高めてもらおうと共同企画。大東は古代の貝、加茂は世界の貝、木次は松江市鹿島町の古浦海岸の貝を展示し、関連書籍もある。
大東図書館では約40種類の貝の化石を展示。直径約12センチのモニワホタテガイ(約2300万~530万年前)や、水深100メートル以上の深い海に生息していたというムカシウラシマガイ(同)、大東町内で見つかったカキの仲間などが紹介されている。
大東図書館を訪れ、初めて古代の貝を見たという高知県いの町の山下万穂(まほ)ちゃん(3)は「(自分の)手より大きくてすごかった」と話した。
5日に加茂図書館で貝や海がテーマのお話会としおり作り、9日に大東図書館で貝の標本作りのイベントがある。休館日は大東が金曜日、加茂が木曜日、木次が月曜日。(山本泰平)