島根県津和野町邑輝の町立施設「医食の学び舎(や) 旧畑迫病院」で7日、全長40メートル、幅2メートルの板張り廊下を会場に「ぞうきんがけレース」があった。参加者が廊下を駆け抜け、速さを競った。
1917年の建設で大正時代の風情が残る施設で、子どもたちに夏休みの思い出をつくってもらおうと、2021年に始まった。
レースには町内の小学生12人と保護者2人が参加した。乾いた雑巾を手の下に敷いて低い姿勢で長い廊下を走り、タイムを競った。6秒台の好記録を出した保護者が優勝した。
9秒16のタイムを出した津和野小5年の竹田陽飛(はるひ)君(11)は「くぼんでいるところで滑って難しかった。次は7秒台を目指したい」と話した。
(藤本ちあき)