【津和野】全長40メートル、幅2メートルの板張り廊下を競技場にした「ぞうきんがけレース」が10日、島根県津和野町邑輝の「医食の学び舎 旧畑迫病院」であり、参加者がから拭きする速さを競った。
子どもたちに夏休みの思い出をつくってもらおうと旧畑迫病院が初めて開き、町内や松江市から小学生や保護者ら16人が参加。一人ずつ雑巾がけするタイムレースで覇を競った。
参加者は四つんばいになり、乾いた雑巾を手の下に敷いて廊下を駆けた。保護者らは拍手を送ったり、スマホで動画撮影したりして楽しんだ。
8秒06のタイムで優勝した町立青原小学校6年の椿原愛夕さん(11)は「学校の大掃除の時以外は雑巾がけをしたことがない。初代チャンピオンになれてうれしい。夏の思い出ができた」とほほ笑んだ。
(中山竜一)