
ー昨年12月にサテライトオフィスを新設しました。
中心市街地の複合施設内に設け、主に中小企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援の拠点とする目的です。創業55年のIT企業として長年、システム開発やデータセンター事業など行政関連業務を中心に手がけてきましたが、近年企業DXへの取り組み機運が増しています。単なる作業ツールや業務のデジタル化推進ではなく、ビジネスモデルそのものの変革に向けてデジタルを活用するのがDXです。
例えば「洗濯が苦手」という課題ニーズに対し、「高機能の洗濯機を用意すること」と「宅配洗濯代行のサブスクサービスを開発すること」は、目的が同じでも手法は異なり、後者が本質的な解決策になる場合があります。社内のDX推進はもちろん、新しいビジネスの創出をサポートし、島根県内産業の発展につなげるため、国のDX認定取得を目指します。
ー社員のスキルアップが求められます。
DX支援には従来のスキルに加え、コンサルティングや経営、業務プロセスなど幅広い知識が必要です。IT分野の「2030年問題」は、従来型IT人材は余り、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)に対応できる先端人材が不足すると指摘されています。売り手市場が続く新卒採用には特に力を入れており、採用目標をクリアできています。リーダー育成やフォローアップ研修などスキルアップの仕組みを整えており、需要に対応できる人材の育成と定着を図ります。

ー職場環境整備の取り組みは。
自由に意見を出せる環境整備に努め、年1回の満足度調査のほか、社員全員と直接対話する機会もさまざまな形で設けています。健康に配慮しながら生産性を上げる健康経営を特に重視し、24年度には県などが選定する「ヘルス・マネジメント認定制度」の基準を5年連続で満たし表彰を受けました。会社の基盤である社員の健康をメンタル、フィジカルの両軸で支えたいと考えています。


ぜひ、今しかない学生生活エンジョイしてください。
体力も時間もある学生時代に、友人と自転車で島根から四国まで旅したことは今でも大切な思い出です。
知識の有無以上にデジタルに興味がある人、責任感の強い人、勉強熱心な人と一緒に働きたいと思っています。
名原厚=63歳 島根県雲南市三刀屋町出身。2020年より現職
小さいころから電気工作が好きでDIYに没頭しています。その趣味をいかして実家のリフォームをしており、1年かけてようやくほぼ完了しました。
