2025年大阪・関西万博に向け、今月限定販売される「万博弁当」に、浜田市三隅町の「室谷の棚田米」が山陰両県から唯一採用された。地元関係者は「認知度アップにつながってほしい」と喜んでいる。

 浜田市など山陰両県13市町を含め全国640以上の市区町村でつくる万博首長連合が企画。室谷の棚田米は、全国から応募があった食材90種から「地球にも人にも優しい」などの基準で35種の一つに選ばれた。大阪府忠岡町のしらすを混ぜ込み、油揚げに包んだ「信田飯」として、9品入りの弁当を彩る。

 コメは両谷連合自治会米作り研究会の斉藤久行さん(75)=浜田市三隅町室谷=が提供。大麻山中腹の標高約300メートルにある棚田10枚(13アール)...