セミナーで終活について語る小汀泰久さん=浜田市野原町、いわみーる
セミナーで終活について語る小汀泰久さん=浜田市野原町、いわみーる

 終活と家計管理をテーマにしたセミナーが3日、浜田市野原町のいわみーるであり、聴講した計約150人が心豊かな生活を送るために今日からできることを学んだ。

 第1部は終活コンサルタントで「ENGAWA(エンガワ)」(出雲市)代表の小汀泰久さんが講師を務め、エンディングノートを書くよう勧めた。

 思い出や好きなことを書き留めておけば、介護施設に入所した場合に、自分を知ってもらうのにも役立つと助言。「終活とは死ぬ時の後悔をできるだけ減らすこと」とし、負担やストレスにならない程度に始めることが重要と説いた。

 第2部は家計簿に関する著書がある松江市在住の主婦づんさんが、レシートを書き写すだけの自分流の記帳法を解説した。書くための決まった時間を確保するのではなく「料理などの合間にさっと書く意識を持ってほしい」と、挫折しないためのこつを伝授した。

 浜田市上府町の会社員牛尾みゆきさん(43)は「出ていくお金を把握したい。まずは1週間やってみようと思う」と話した。

 セミナーは山陰中央新報社が購読者向けサービスとして開催した。

      (吉田雅史)