【松江】子育て世代に道の駅を気軽に利用してもらおうと、日本道路建設業協会中国支部が19日、松江市岡本町、道の駅秋鹿なぎさ公園に段ボール授乳室を贈った。
道路舗装業者でつくる同協会は子育て支援につなげようと、全国の道の駅に授乳室を贈る活動を本年度から取り組む。今年は50カ所に寄贈する予定で、中国地方では5カ所に寄付する。
段ボール授乳室は幅と高さが約2メートル、奥行きが約1メートル。入り口にはカーテンが付き、中にはイスを配置。災害時には別の場所へ移動できる。
秋鹿なぎさ公園には授乳室がなく、これまでにも問い合わせがあったという。段ボール授乳室は施設1階に常設する。
贈呈式で同支部の岩本康弘幹事は「親子で来やすい環境をつくって、ふれあいの場の助けになればありがたい」と話した。道の駅の設置者で、松江市の上定昭仁市長は「授乳室がないのが悩みだった。親子連れがより訪れやすくなる」と感謝した。
10月には島根県川本町因原の道の駅「インフォメーションセンターかわもと」にも寄贈する。(片山皓平)