日本車いすテニス協会は8日、東京パラリンピックの代表内定選手を発表し、男子では出雲市出身の三木拓也(32)=トヨタ自動車=の出場が決まった。三木のパラリンピック出場は、ロンドン、リオデジャネイロ大会に続き3度目となる。
7日付の世界ランキング(シングルス)で12位となり、内定の条件を満たした。過去のパラリンピックでの成績は、ロンドン大会(2012年)でシングルス1回戦敗退、ダブルス8強。リオ大会(16年)はシングルス8強、ダブルス4位。自国開催の東京大会で初のメダル獲得を目指す。
三木は2017年11月、遠征先のオランダで事故に巻き込まれ、左膝を強打。その影響で腰痛に悩まされたが、19年2月にツアー復帰。その後、東京大会を見据え、サーブの強化に取り組んでいる。三木は内定選手の発表を受け「メダルを目指して戦う姿を見てもらうことで、多くの人にパラ競技のすばらしさや熱量を感じてほしい」と話した。(奥原祥平)