高級スポーツカーを観賞する来場者=鳥取県大山町大山、大山第4駐車場
高級スポーツカーを観賞する来場者=鳥取県大山町大山、大山第4駐車場

 高級スポーツカーが一堂に集まる「牛馬の聖地 大山ドリームカーフェスタ2023」が30日、鳥取県大山町大山の大山博労座で開かれた。車ファンや家族連れら約1万人が訪れ、世界の名車をじっくりと眺め、写真撮影して楽しんだ。

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 会場の大山第4駐車場には、シンボルマークのエンブレムに雄牛をデザインしたランボルギーニや、跳ね馬を使ったフェラーリなど高級外車33台が集結。フェラーリの人気車種「SF90スパイダー」の周りには人だかりができ、正面で記念写真を撮影したり、運転席のメーターをのぞき込んだりして楽しんだ。

 小学生以下の30人が参加できる同乗会もあり、多くの家族連れが抽選に並んだ。当選した参加者は満面の笑みで車に乗り込み、会場の外周を1周した。

 SF90に同乗した大山町の男子児童(10)は「加速が速くて楽しかった。かっこいい色の車に乗れて良かった」と満足げだった。カメラ仲間と訪れた松江市玉湯町の会社員男性(54)は「総額数億円規模の車を間近に見られた。また開催してほしい」と話した。

 大山では国内最大の牛馬市が開かれ「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」として2016年、日本遺産に認定された。フェスタは日本遺産のPRにと大山町などでつくる実行委員会が主催した。   
      (中村和磨)