境港青年会議所が初めて企画した「さかい夢みなと朝市」が30日、境港市竹内団地の夢みなと公園で始まった。海産物の食べ物などを販売するテントやキッチンカーがずらり並び、行楽客らでにぎわっている。1日まで。入場無料。
朝市は水産業を中心とする地場産業の魅力発信と、海辺の公共空間の活用によるにぎわい創出などを目的に開催。市内外から49の出展者が参加し、ステージでは軽音楽の演奏もある。
初日は午前8時の開始前から来場者の姿が見られ、地元で養殖する境港サーモン(ギンザケ)の未利用稚魚を使った南蛮漬けなど目当ての新商品を買い求めていた。海の景色を眺めながら、購入したサザエの炊き込みご飯や焼きそば、串焼き、バーガーといった料理を楽しむ人たちもいた。
開会セレモニーで境港青年会議所の岡空聡理事長は「未来に向かって動き出すきっかけになれば」と新しい催事に期待した。
伊達憲太郎市長も「将来にわたって朝市が定着、成長することを祈念する」と継続して開催されることを願った。最終日は午前8時から午後2時まで開催される。(松本稔史)