出雲市湖陵町の特産サツマイモ「西浜いも」のゆうパック商品の出発式が3日、同町差海のJAしまね出雲地区本部河南営農センターであり、第1便の267箱が全国に向けて送り出された。
西浜いもは「紅あずま」と「べにはるか」の2品種からなり、湖陵町かんしょ生産組合(小原英二組合長、23人)が計約10ヘクタールで栽培している。
小原組合長(76)によると、今季は猛暑の影響で小ぶりなものが多いが、適度な降雨で味は上々といい、「手間暇かけて育てたイモを出荷できてほっとした。多くの人に食べてもらいたい」と話した。
出発式には生産者やJA、郵便局関係者ら約60人が出席。テープカットや地元保育園児の和太鼓演奏で祝い、積み込んだトラックを拍手で見送った。
収穫は11月中旬まで続く見込みで、ゆうパック商品は5キロ入りが4800円、2・8キロ入りが3300円。2種類合わせて昨年と同じ約1200箱の販売を目指す。全国の郵便局で申し込み可能で、紅あずまは11月17日、べにはるかは12月8日まで受け付ける。
(黒沢悠太)