出雲市湖陵町特産のサツマイモ「西浜いも」が収穫のピークを迎えた。今季は梅雨が短く大きくなりにくかったが、8月以降の雨で回復傾向にあり、甘味も増しているという。4日、全国発送するゆうパック商品の出発式が町内であった。
西浜いもは強い甘味が特徴で、湖陵町かんしょ生産組合(小原英二組合長、24人)は「紅あずま」(作付面積1・8ヘクタール)「べにはるか」(同8・2ヘクタール)の2品種を栽培した。収量は計画通りの45トンを見込む。
生産者が連日、畑で収穫作業をする中、出発式にはJAや日本郵便の関係者に加えて苗を供給する出雲農林高校の生徒、地元のハマナス保育園の園児も駆けつけた。初荷の250箱を送り出した小原組合長(75)は「質も量も例年以上の出来だ」と話した。
ゆうパック商品は品種ごとに3キロ入り3300円と5キロ入り4600円があり、いずれも送料込み。申し込みは出雲市内の郵便局で紅あずまが11月18日、べにはるかが12月9日まで受け付ける。
(黒沢悠太)