島根県美郷町とインドネシア・バリ島マス村の友好協定締結30周年を祝う「バリとみさとと。まつり」が15日、同町粕渕のみさと館一帯であった。石見神楽とバリ伝統音楽ガムランの共演などが繰り広げられ、多くの来場者でにぎわった。
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石見神楽とガムランの共演は、町内の3神楽団とガムラン楽団ミサト・サリが神楽の演目「八岐大蛇(やまたのおろち)」をアレンジ。バリ舞踊の衣装と仮面を着けた奇稲田姫(くしなだひめ)が登場し、須佐之男命(すさのおのみこと)が刀を振り下ろすのに合わせてシンバル状のガムラン楽器チェンチェンを鳴らした。8頭の大蛇退治で笛や太鼓、青銅製打楽器の音色が融合し、舞を盛り上げた。