戦国時代、尼子氏と毛利氏が争奪戦を繰り広げたことで知られる尾高城跡(米子市尾高)が国史跡に指定される見通しになった。国の文化審議会(佐藤信会長)が20日、盛山正仁文部科学相に指定するよう答申した。中世の土の城から、石垣を持つ近世の特徴を持つ城に移り変わる過程が良好な状態で残っていることが評価された。

 尾高城跡は米子市東部の標高約40メートルの高台に築かれた南北約400メートル、東西約300メートルの城跡。...