■尾崎放哉
本紙に掲載のクロスワードを楽しみにしている。答えは山陰に関係する事柄である。ある日の答えは「尾崎放哉(おざき・ほうさい)」だった。自由律俳句を代表する俳人である。エリートコースから外れ、酒におぼれ、極貧の中で1926年に41歳で亡くなった。その生涯を作家吉村昭が「海も暮れきる」に著していて読んだ。鳥取市の興禅寺にある句碑や小豆島の記念館や墓地を訪ねたこともある。放哉は「こんなよい月を一人で見て寝る」と詠んだ。一人占めしていることの満足感か、一緒...
■尾崎放哉
本紙に掲載のクロスワードを楽しみにしている。答えは山陰に関係する事柄である。ある日の答えは「尾崎放哉(おざき・ほうさい)」だった。自由律俳句を代表する俳人である。エリートコースから外れ、酒におぼれ、極貧の中で1926年に41歳で亡くなった。その生涯を作家吉村昭が「海も暮れきる」に著していて読んだ。鳥取市の興禅寺にある句碑や小豆島の記念館や墓地を訪ねたこともある。放哉は「こんなよい月を一人で見て寝る」と詠んだ。一人占めしていることの満足感か、一緒...
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる