柳沢時子さんの作品に見入る来場者∥大田市大田町、大田商工会議所
柳沢時子さんの作品に見入る来場者∥大田市大田町、大田商工会議所

 【大田】パッチワーク教室を主宰する大田市大田町の柳沢時子さん(74)の作品展が8日、同町の大田商工会議所大ホールで始まった。四季の彩りを表現した約200点が来場者を楽しませている。10日まで。

 柳沢さんは独学でパッチワークを始め、2000年に教室を開講。現在17人に教えており、生徒の作品と合わせて2年に1度、作品展を開いている。

 会場にはそれぞれが2年間で制作したタペストリーを中心に展示。柳沢さんは、赤や青、紫で表現した花畑をチョウが乱舞する「幸せの花園」や、千枚のうろこを縫い合わせた「龍神」など2メートルを超す大作5点を並べる。生徒もアサガオやフジ、花火、三瓶山の紅葉など四季折々の花々や風景を、多彩な古布の色や柄を生かして描写している。

 柳沢さんの作品を鑑賞した江津市都野津町の津島妙子さん(75)は「素晴らしいのひと言。これほどの大作を目にすることはない」と見入っていた。入場料500円。

(勝部浩文)