劇団民芸・こまつ座の舞台「ある八重子物語」が13日から16日にかけて、出雲、松江、米子、鳥取の4市で開かれる。俳優の初代・水谷八重子(1905~79年)の芸と生き様に魅了された戦中、戦後の人々をユーモラスに描く。
花街として栄えた東京・柳橋のとある医院が舞台。日本の演劇の一派である新派で活躍する水谷に心酔する院長を筆頭に、事務方も全員新派を好む。そこへ水谷にそっくりの芸者花代が現れて物語が動く。故井上ひさしさん作。
公演は会員制で、鑑賞には演劇鑑賞団体への入会が必要。
公演日と会場、主催団体は次の通り。
◆出雲公演=13日午後6時半、出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館。(いずも演劇鑑賞会、入会金2千円、会費月額2500円、電話0853・25・2722)
◆松江公演=14日午後6時半、松江市殿町の島根県民会館。(松江市民劇場、同千円、同2500円、電話0852・26・3094)
◆米子公演=15日午後6時半、米子市角盤町2丁目の市公会堂。(米子市民劇場、同千円、同2500円、電話0859・33・8695)
◆鳥取公演=16日午後6時半、鳥取市掛出町の市民会館。(鳥取演劇鑑賞会、同千円、同2100円、電話0857・23・6486)