軽快なステップやマーチングを披露した出雲商業高校吹奏楽部=出雲市矢野町、出雲ドーム
軽快なステップやマーチングを披露した出雲商業高校吹奏楽部=出雲市矢野町、出雲ドーム

 吹奏楽とマーチングの祭典「出雲ドームかみあり吹奏楽フェスタ」が4日、出雲市矢野町の出雲ドームであった。市内外の25団体計900人が息の合ったパフォーマンスを見せ、来場した1940人を魅了した。

 吹奏楽が盛んな「音楽のまち出雲」で交流やレベルアップを目的に、島根県吹奏楽連盟や出雲市でつくる実行委員会(佐々木雄三委員長)が1992年から開催。今回から「出雲ドーム2000人の吹奏楽」の名称を変更した。

 オープニングでは出場者が「DOーREーMI」を合同演奏。園児による元気いっぱいな演奏と踊りで盛り上げ、小学生の連合チーム「なないろスマイルバンド」が練習の成果を発揮した。高校生は会場を広く使い、陣形を変えたり、軽やかなステップや踊りを取り入れたりしながら演奏し、大きな拍手を受けた。

 大阪府立淀川工科高校吹奏楽部(大阪市)が特別ゲストとして参加し、会場を巻き込みながら六甲おろしなどを披露した。

 姉が出演していたという大社小学校1年の片岡心々音さん(7)は「お姉ちゃんの姿が格好良かった」と笑顔だった。娘の姿を見に来ていた出雲市天神町の地方公務員、松原隆敏さん(50)は「マーチングは迫力があって、感動した」と話した。
(片山皓平)