開館までのカウントダウンボードを除幕する関係者=倉吉市駄経寺町2丁目
開館までのカウントダウンボードを除幕する関係者=倉吉市駄経寺町2丁目
建設工事が進む鳥取県立美術館=倉吉市駄経寺町2丁目
建設工事が進む鳥取県立美術館=倉吉市駄経寺町2丁目
開館までのカウントダウンボードを除幕する関係者=倉吉市駄経寺町2丁目 建設工事が進む鳥取県立美術館=倉吉市駄経寺町2丁目

 倉吉市駄経寺町2丁目に建設中の鳥取県立美術館の開館日が、2025年3月30日に決まった。5日は開館約500日前を祝うイベントが現地で開かれ、県民らが新たな芸術拠点の誕生に期待感を高めた。

 イベントで開館日を発表した平井伸治知事は「いろいろな世界中の作品が集まり、小さいが世界を見ることができる」と強調。足羽英樹教育長らとともに、開館までのカウントダウンボードを除幕した。

 ボードは65インチの縦型モニターで県民が開館までの残り日数の用紙を持った画像を表示。残り500日となる16日から、近くの倉吉未来中心1階に設置する。

 美術館は鉄筋コンクリートと鉄骨の3階建てで、1階に県民ギャラリー、2階に常設展示室と収蔵庫、3階は企画展示室と展望テラスを整備し、延べ床面積は約1万600平方メートル。建築費を含む総事業費は約144億円。24年3月末に建物は完成し、同年秋以降に展示品の搬入が始まる。ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの立体作品「ブリロの箱」、江戸中期の絵師の伊藤若冲(じゃくちゅう)の「花鳥魚図押絵貼屏風(びょうぶ)」などが展示の目玉。
  (岸本久瑠人)