島根、鳥取両県が8日、定点医療機関で10月30日~11月5日に報告された新型コロナウイルスの感染者が、島根62人、鳥取78人で、1定点当たりは島根1・63人、鳥取2・69人だったと発表した。島根は前週比0・08人増え、鳥取は0・72人減少。インフルエンザの感染拡大が続く。

 保健所管内別内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)17人、出雲(9)15人、浜田(5)15人、雲南(3)4人、益田(5)9人、県央(3)1人、隠岐(2)1人。6日時点の入院患者は36人で、重症者はいない。

 鳥取県は、米子(11)36人、鳥取市(12)34人、倉吉(6)8人。

 インフルエンザは依然として感染が拡大しており、島根県は1定点当たり16・87人で、2週連続で流行注意報の基準値に当たる10人を超えた。8割が19歳以下と子どもが感染する傾向が続き、10月30日~11月8日までに80件の学校、学級閉鎖措置が取られた。保健所管内別は、松江が33・18人と警報基準値(30人)を超え、隠岐19・0人、浜田17・6人、雲南9・67人―など。鳥取県は28・38人と警報レベルに迫っている。

        (原暁)