12月3日に松江市内で開催される国宝松江城マラソンの実行委員会が10日、同市内で開かれ、最終エントリー数が昨年大会より647人多い3750人になったことが報告された。実行委は新型コロナウイルス禍の影響が落ち着いたことや、新種目「ファンラン」の創設が主な要因とみている。
フルマラソン(42・195キロ)は、昨年大会より467人増の3570人。一般枠は3510人で、新設した松江市にふるさと納税した人に出走権を贈る制度で46人が申し込んだ。若い世代に大会に親しんでもらおうと新設されたファンラン(4・5キロ)は180人がエントリーした。
都道府県別では岩手県、宮崎県を除く45都道府県からエントリー。島根県(1608人)が最も多く、鳥取県(485人)が続いた。山陰両県以外では広島県(434人)が最多だった。今大会からランナーを応援するプロジェクト「マラソンチャレンジカップ(MCC)」に加入し、フルマラソンで大会記録を更新した日本陸連の登録競技者には、タイムに応じて10万~100万円の賞金が贈られる。
ゲストランナーの参加予定はないが、NHKのBS1番組「ランスマ倶楽部」の収録でタレントの井上咲楽さんがフルマラソンを走る予定になっている。(森山郷雄)