一般社団法人中国経済連合会(中経連、広島市)が調べた中国地方の観光訪問先のリピート希望率で、玉造温泉と出雲がベスト3に入った。玉造温泉は2008年の前回調査から評価を大きく伸ばし、中経連は地域全体で温泉街の再興に取り組んだ成果とみている。

 調査は中国地方在住者を対象とし、20年12月中旬に実施。中国地方49カ所の観光エリアについて、インターネット上で750人(各県150人)に尋ねた。

 リピート希望率は、広島県の宮島が89・9%(前回87・5%)で1位となり、玉造温泉は2位の88・5%(同75・6%)、出雲は3位の87・6%(同88・2%)だった。

 リピート希望のうち、特に訪れたいエリアを選んでもらう「満足度」では、宮島が32・3%(同19・5%)で1位。出雲が18・1%(同13・6%)、玉造温泉が17・4%(同3・9%)と続いた。

 玉造温泉は両項目で08年調査から10ポイント以上数字を伸ばした。中経連は、温泉と街並みや景観、宿泊施設を評価する声が多かったことから、まちづくり会社の玉造温泉まちデコ設立や歩行空間の整備などが要因と分析。選ばれる観光地になるためには、地域全体での取り組みが重要としている。(新藤正春)