原一樹さん(右)から指導を受ける子どもたち=大田市久手町、大田自転車場
原一樹さん(右)から指導を受ける子どもたち=大田市久手町、大田自転車場

元プロサッカー選手の原一樹さん(38)=京都府向日市=によるサッカー教室「ストライカー クリニック」が23日、大田市久手町の大田自転車場であった。小中高校生61人がゴールを決めるこつや、失敗を恐れない心構えを学んだ。

 原さんは2007年にJリーグの清水エスパルスに入団。フォワードとして15年間活躍し、リーグ通算105得点をあげた。引退後はサッカー教室を開き、全国を回っている。

 クリニックは年代ごとに分けて開き、小学生部門は市内外から24人が参加した。シュート練習で原さんは105得点のうちほとんどがペナルティーエリア内でのシュートだったことに触れ「決めるのがプロでも難しい」というエリア外ではなく、エリア内で打つ重要性を強調した。

 原さんを含むミニゲームをして「打たないことがミスだよ」「練習すれば上手になるから」と声をかけ、挑戦する大切さを伝えた。

 松江市から参加した宍道小学校5年の松本武大(たけと)君(11)は「原さんのシュートがすごかった。もっと練習に励みたい」と意欲を示した。

 クリニックは大田総合体育館が40周年事業として、石見フットサルリーグのメンバーと協力して開いた。(勝部浩文)