来場を引きつける母娘3人作品=松江市玉湯町玉造、出雲玉作資料館
来場を引きつける母娘3人作品=松江市玉湯町玉造、出雲玉作資料館

 【松江】母娘3人でつくる「美美美(みみみ)倶楽部」による手工芸作品展が、松江市玉湯町玉造の出雲玉作資料館で開かれている=写真。クラフトテープを編み、仕上げたかばんや籠、帯を使った小物入れといった、3人それぞれの個性が光る作品が来場者を引きつけている。30日まで。入場無料。

 3人は、母の細田明美さん(74)=安来市伯太町上十年畑、長女坂本美穂さん(52)=出雲市多久谷町、次女内部直美さん(48)=松江市東出雲町錦新町。それぞれの名前の「美」の字を取って「美美美倶楽部」と名付けて作品展を開いた。

 坂本さんは2013年ごろから、創作活動を開始。紙のクラフトテープを編みしまねっこなど島根県内のゆるキャラを模した籠に仕上げた。

 細田さんは明るい色合いを用いて、太さ約1・5センチのPPバンドを編み、カバンを作った。内部さんは帯や布を手縫いで、がまぐちの財布など小物入れを仕上げた。会場には3人の作品約100点が並ぶ。

 坂本さんは「3人でほめて楽しんでいる」と笑い、「次も3人でやりたい」と意欲を燃やす。 (古瀬弘治)