きねを振り下ろして餅をつく児童=浜田市下府町、国府小学校
きねを振り下ろして餅をつく児童=浜田市下府町、国府小学校

 師走が近づく中、浜田市下府町の国府小学校で29日、餅つき大会があった。1年生56人が住民の手ほどきを受けながら、元気よく餅をつき、出来たてを味わった。

 浜田ライオンズクラブ(上ヶ迫博之会長)が毎年、市内の小学校を回って開く青少年健全育成事業の一環。あらかじめもち米28キロを蒸して用意した。

 子どもたちは会員の合いの手にタイミングを合わせ、重さ2キロのきねを大きく振り下ろし、3回ついた。周りの子どもたちは「よいしょ」と声を張り上げ盛り上げた。ついた餅は全員でこね、ぜんざいときなこ餅にしてもらって味わった。

 1年生以外の児童にも、会員が事前に餅をついて振る舞った。白須雪乃さん(6)は「きねが重かったけどうまくつけた」と笑顔で、上ヶ迫会長(50)は「子どもたちの笑顔が見られてよかった」と満足そうに話した。
(宮廻裕樹)